【保護具】災害ゼロを目指せ!安全靴と作業服の最新選び方を徹底解説

「うちの現場、本当に安全対策は十分なんだろうか…」

毎日、そんな不安に悩まされている安全担当者の方、いませんか?

事故のリスクを減らしたい。でも、どの安全靴を選べば良いのか、作業服は何を基準に選べばいいのか、正直、頭を悩ませている方も多いはずです。

安全靴一つとっても、メーカーは かなりの数がありますよね。
現場の環境も千差万別…果たして「これが正解!」という選び方なんてあるのでしょうか。

実は、あります。
そして、それは意外と シンプル なのです。

本記事では、長年の現場経験から得たノウハウを元に、安全担当者の皆様の「選び方の悩み」に真正面から向き合います。

事故リスクを限りなくゼロに近づけ、作業員の安全と快適さを両立させる、その秘訣をお伝えします。

ぜひ、最後まで読み通してみてください!

目次

安全靴選びの基本 ~守るべき5つの重要ポイント~

① 作業環境に合わせた適切な安全性能

安全靴選びの最初のポイントは、作業環境に応じた適切な安全性能です。

製造業、建設現場、倉庫作業など、それぞれの現場で求められる安全基準は異なります。

重要な安全基準

  • 耐衝撃性
  • 耐踏抜き性
  • 絶縁性
  • 耐熱性
  • 耐滑性

② サイズと快適性の重要性

安全靴は単なる保護具ではありません。

作業員が長時間快適に履ける「第二の靴」でなければなりません。

おすすめのポイント

  • フィット感の良さ
  • クッション性
  • 通気性
  • つま先の余裕
  • 足首のサポート

③ 素材選びのコツ

安全靴の素材は、耐久性と快適性を左右する重要な要素です。

種類特徴
牛革耐久性◎
合成皮革軽量、速乾性
複合素材通気性と耐久性のバランス

④ 規格と認証の確認

安全靴を選ぶ際は、必ず安全規格を確認しましょう。

JIS規格

産業標準化の促進を目的とする産業標準化に基づき制定される国家規格です。
耐圧迫性、耐衝撃性、表底のはく離抵抗の安全規定が定められています。

詳しくはこちら(ミドリ安全公式ホームぺージ)

SG基準

SGマーク

SG基準は実用性を重視した上で安全を作りこんだ基準となっています。

「SG」マークは製品安全協会が定めた認定基準に適合した製品を示すもので、
製品の欠陥による人身事故には最高1億円までの賠償措置が講じられます。

ISO 20345(国際安全規格)

国際標準化機構(ISO)が定める安全靴の国際規格。

  • 前足部が200ジュールの衝撃エネルギーに耐えられること
  • 産業系の油っこく滑りやすい床上で耐滑性の靴底であること
  • かかとの部分が空いていないこと

ISO 20345の規格に基づいて製造・試験・認証された安全靴には、S1やS3などの安全クラスが設定されており、あらゆる側面からテストされ、Sクラスが付与されます。

⑤メンテナンスと更新

安全靴は定期的な点検と適切な更新が不可欠です。

  • 摩耗具合
  • つま先部分の変形
  • 靴底の亀裂
  • クッションの劣化

上記4点の項目を、毎日点検し、不具合があれば早めに交換しましょう。

作業服選びのポイント:快適性と安全性の両立

素材選び

作業服の素材選びも重要です。

  • 綿100%
  • 綿・ポリエステル混紡
  • 速乾素材
  • 耐熱素材

などなど、作業服選びは『作業に合った素材選び』が不可欠です。

デザインと機能性

現代の作業服は、安全性だけでなく機能性も追求されています。

  • 反射材の有無
  • 動きやすさ
  • ポケットの数と配置
  • 通気性
  • 撥水性

コスト意識と長期的な投資

安全靴や作業服の選定は、単なるコスト削減ではなく、作業員の安全と生産性への投資と考えましょう。

まとめ

安全靴と作業服の選び方のポイントは、以下の3点に集約されます

  • 作業環境に最適な安全性能
  • 快適性と機能性の追求
  • 定期的な点検と更新

現場の安全は、一人一人の意識と適切な保護具から始まります。

作業員の安全を守るため、常に最新の情報と技術に注目しましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

HUB.代表
某株式会社(製造請負業)安全衛生担当責任者

安全とは無縁の環境から安全レベルトップまで職場整備を行い
現在15年以上にわたり無災害記録を継続中

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